求償権とは | 大阪難波・堺の離婚慰謝料請求弁護士|弁護士法人ロイヤーズハイ

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求償権とは

●はじめに

不倫相手に対し,慰謝料請求が認められ全額慰謝料の支払いを受けた場合,慰謝料を請求した人と不倫相手との間の争いは終わったように見えます。
しかしながら,慰謝料の支払いを受けたのち,「求償権」の問題が出てくる可能性があります。
そこで,不倫慰謝料における求償権とは何か,求償権を巡るトラブルを防止するにはどうすればよいかを理解する必要があります。

●求償権とは?

2人以上の人(共同不法行為者)が,他人に対し損害を与えた場合,彼らはそれぞれ全額の損害賠償をする義務を負います。
共同不法行為者間には,それぞれ,損害賠償額に関して負担部分を持っています。
そして,求償権とは,共同不法行為者の1人が自分の負担部分を超えて損害賠償をした場合に,自分の負担部分を超えた部分を残りの共同不法行為者に対して請求できることをいいます。

●不倫慰謝料における求償権とは?

配偶者の一方が不倫をした場合に,慰謝料を支払う責任を負うのは,不倫をした配偶者と不倫相手の2人です(共同不法行為者)。
不倫をした配偶者と不倫相手のどちらか一方が慰謝料を請求されたとしても,両者に慰謝料を支払う責任を負います。
不倫をした配偶者と不倫相手は,慰謝料に関して負担部分を持っています。この負担部分は事案によって異なりますが,不倫相手よりも不倫をした配偶者の方が負担部分は大きいと考えられています。
そして,不倫慰謝料における求償権とは次の場合をいいます。
・不倫をした配偶者が慰謝料を全額支払った場合,負担部分を超えた部分を,不倫相手に対し請求することができる
・不倫相手が全額慰謝料を全額支払った場合,負担部分を超えた部分を,不倫をした配偶者に対し請求することができる

●不倫慰謝料における求償権を巡るトラブル

不倫慰謝料請求は,配偶者と離婚しない場合でも請求することができ,離婚しない場合に求償権を巡るトラブルが生じます。
不倫相手が全額慰謝料を支払い,負担部分を超えた部分について,不倫をした配偶者に対し求償権を行使した場合,結果として不倫相手の負担部分に関する慰謝料しか取得することができないことになります。
例えば,AさんとBさんが夫婦であり,BさんがCさんと不倫したとして,AさんがCさんに対し200万円を請求した場合を考えます。
CさんはAさんに対し200万円を支払った場合,Cさんは負担部分(100万円とします。)を超えた100万円をBさんに対し求償権として請求することができます。
このとき,AさんとBさんは夫婦であり,夫婦の財産からCさんに対し100万円を支出することになります。結果としてAさんは,100万円分の慰謝料しか得ることができないことになります。
なお,不倫により配偶者と離婚する場合には,上記のような求償権を巡るトラブルは生じません。

●求償権の行使を受けないようにするには?

求償権の行使を受けないための方法として,交渉で示談が成立する場合や和解が成立する場合に<示談書や和解条項に不倫相手の求償権を放棄する内容を記載することが考えられます。
もっとも,不倫相手が合意しない限り,求償権の行使を放棄する内容の条項をいれることはできません。

また,求償権を放棄することを条件に慰謝料の額を減額するという方法も考えられます。
慰謝料を請求する側としては,まず,不倫した配偶者と不倫相手分の慰謝料を受け取ったのち,その一部を家計から不倫相手に支払った結果,不倫相手分の慰謝料しか手元に残らないことになるので,最初から不倫相手の負担部分のみ請求した方が望ましいといえます。
一方,不倫相手の側としては,慰謝料を支払った後に,不倫をした配偶者に対し求償権を行使するのは二度手間であるので,自分の負担部分のみ支払って終わる方が望ましいといえます。
上記の例だと,Cさんが求償権を放棄することを条件に,AさんはCさんに対し200万円ではなく100万円のみ請求することになります。

●おわりに

共同不法行為者の1人が自分の負担部分を超えて損害賠償をした場合,他の共同不法行為者に対し負担部分を超えた部分について,求償権を行使することができます。
不倫慰謝料請求の場合には,不倫相手が全額慰謝料を支払った場合,負担部分を超える額を,不倫をした配偶者に対し求償権の行使として支払いを求めることができます。そのため,慰謝料を請求した一方の配偶者は結果として全額慰謝料の支払い受けたことにはなりません。
不倫相手から求償権の行使を受けないようにするには示談書や和解条項に求償権の放棄の内容の条項を入れたり,求償権を放棄することを条件に慰謝料の額を減額したりする方法があります。

法律事務所ロイヤーズ・ハイでは,不倫慰謝料請求に関し経験豊富な弁護士が在籍しております。不倫相手や不倫をした配偶者に対し不倫慰謝料請求を検討されている方は,当事務所の弁護士にご相談いただくことをお勧めします。

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