「離婚したい」と夫・妻から突然切り出された・・・

いまの夫・妻とはもう夫婦としてやっていけそうにない・・・

このように離婚について考えるきっかけやタイミングは人それぞれですが、いざ離婚ということを考えた場合に、離婚に応じなくてはならないのか、望んだタイミングで離婚できるのか、これからの生活はどうなるのか、子どものことはどうなるのかといった様々な疑問や不安が湧いてくることと思います。

このような疑問や不安を解消するために弁護士に相談した方がいいのだろうかということも頭をよぎるのではないでしょうか。

そんな方のために、離婚について弁護士に依頼する場合のメリットや離婚に強い弁護士を選ぶポイントについてご案内します。

１　離婚で弁護士に依頼するメリットとは

「婚姻とは、両性の合意のみに基づいて成立する」、とは日本国憲法の定めにありますが、「離婚」の場合には必ずしも合意のみで決まるものではありません。離婚する方法としては合意での離婚（協議離婚）のほか、調停での離婚、裁判での離婚というものもあります。

離婚について考えるときには、このような離婚の方法の問題だけでなく、次のような問題もあります。

・合意がない場合に離婚できるかどうか

・離婚の協議をどう進めればいいか

・相手と話し合いにならない場合にはどうすればいいのか

・別居した場合の生活費はどうするのか

・お子さんの親権はどちらが持つのか、親権に争いがある場合にはどうしたらいいのか

・慰謝料は請求できるのか

こういった離婚にまつわる関心事項については、法律や法制度を熟知した弁護士のアドバイスが必要不可欠です。

お客様がこれらのことを一つ一つご自身で調べて対応するということも不可能ではありませんが、お仕事や家事・子育てをしている中では現実的ではありません。

まずは離婚問題に関する知識を有する弁護士を頼っていただくことが疑問・不安を解消する一番の近道であり、これらの問題について総合的な解決を提案できるということが弁護士に依頼する一番のメリットと言えます。

２　離婚の弁護士費用は誰が払うのか

離婚の弁護士費用については、原則的にご自身でご負担いただく必要があり、離婚の原因が相手方の配偶者（夫や妻のこと）にあったとしても、負担した弁護士費用の支払いを相手方に請求できるわけではありません。

裁判手続で請求した場合に認められることはないということであり、相手方が任意に支払いに応じる場合はこの限りではありません。しかしながら、裁判上の権利として認められていない請求に相手方が応じるのはごく稀なケースといえます。

弁護士費用がご自身での負担になる以上は、ご自身に合った、頼りになる弁護士を雇いたいですよね。

特に離婚事件は、場合によっては長期化することもありますので、弁護士を選んでいただく際には弁護士との相性や弁護士事務所としての対応力が重要になってきます。

3　離婚に強い弁護士とはどういう弁護士か

弁護士との相性も重要ですが、以下の条件を押さえていただくのが離婚に強い弁護士を選ぶコツといえます。

（1）離婚事件に関わる知識・経験をそなえること

当然の条件ではありますが、離婚事件で問題となる事項は離婚自体、婚姻費用・養育費、親権、慰謝料等、多岐にわたるため多くの事件を扱った経験のある事務所の弁護士に依頼することがおすすめです。

（2）依頼者様の話に耳を傾けること

離婚事件は一筋縄でいかないということが、弁護士業界共通の認識といっていいでしょう。

これはある意味当然で、結婚観について千差万別あるように、離婚に際しても依頼者の方お一人お一人の「解決」というものがあります。

感情面のご納得という面を差し置いて離婚事件の「解決」というのは難しいので、まずは、依頼者様のお話に耳を傾け、そのうえで最良の法的手段を提案できる弁護士をお探しいただくことをおすすめします。

（3）冷静に法律的な合理性から解決案を提案できること

上の（2）で述べたこととは、一見逆のことになってはしまいますが、非常に大事な視点となります。

感情はもちろん重視すべきなのですが、感情のまま突き進んだ場合に、不利益な結果となることが予想されるときには、しっかりとブレーキを掛けるのも弁護士の大事な役割となります。

依頼者様としても、第三者的視点から自身の味方になってくれる参謀としての役割を弁護士に期待いただいているものと思います。離婚事件では感情的な争いが激化した場合に、解決までに長時間かかる場合があります。適切な時機・ポイントで冷静に合理的な判断を下すことで、早期の解決が図れることもあります。早期の解決を図ることによって依頼者様にとっても、新たな一歩をより早く踏み出せるということが期待できます。

4　大阪で離婚に強い弁護士を探すコツ

離婚事件については労力がかかるということで敬遠する弁護士事務所が多いのも事実です。

離婚事件について積極的に情報発信をしている事務所は、当然離婚事件について力を入れておりますので、一つの判断の基準になると思います。

離婚の専用のＨＰがあるかどうかや、口コミや評判、コラムの充実度などから判断いただければと思います。

複数人の弁護士が所属していること、さらに男性と女性の弁護士両方が所属する事務所であればなおよしです。

離婚事件については労力がかかるというのもまた事実であり、弁護士事務所の対応力はその規模によって左右されます。１人～２人の弁護士しかいない事務所ではその対応力にも限界がありますので、複数人の弁護士が所属する事務所であれば、ご安心いただけると思います。

また離婚については男女の問題ですので、男性と女性の多角的視点を持ち合わせた弁護士事務所であれば、依頼者様のご要望に応じた柔軟な対応やアドバイスも期待できます。

他方で、何十人、何百人と多くの弁護士が所属する弁護士事務所の場合には、離婚事件をあまり取り扱っていない弁護士が担当することもありますので、「ご担当いただく弁護士」が離婚事件の経験があるかどうかを確認することが非常に大切です。

利便性という観点からもお話させていただきます。

いざ法律相談を考えた時に、平日にしか対応していない弁護士事務所が意外に多いことにもお気づきになられるかと思います。お仕事がある方にとっては、土日祝日のお休みには近くの弁護士事務所がやっていないということもおありでしょう。そのようななかで、土日祝日にも対応を行っている弁護士事務所は依頼者目線で寄り添っている事務所といえるのではないでしょうか。

また、裁判所の近くの事務所へ行くのも大変ということもあるでしょう。そのような場合には、アクセスに便利な立地にある弁護士事務所の利用もおすすめです。

以上の条件に当てはまる弁護士事務所を探すのも大変だというお声もあるでしょう。そんなときには、手前味噌ではありますが、これらの条件を備えた弊所、弁護士法人ロイヤーズ・ハイへのご相談もご検討ください。

5　無料相談を実施している弁護士事務所を選ぶメリット

離婚問題はご自身の今後の人生に関わる重大な決定ごとですし、経済面に与える影響も少なからずあります。

事件が長期化することもありますので、ご自身に合った弁護士を選択いただくことをお勧めいたします。

やはり弁護士に会って話してみないとご自身に合うかは判断できないでしょう。

その点、法律相談無料の弁護士事務所であれば、相談に行くこと自体に悩むことなく、まずはお気軽に相談することができると思います。

実際に相談し、話を聞いたうえで、弁護士を選ぶことができますので、お客様にとっても、ご安心いただけることと思います。

6　まとめ

離婚の問題には、離婚自体のほか、婚姻費用・養育費、親権、慰謝料等の多岐にわたる問題がありますので、当事者同士での話し合いでの解決が難しい場合には離婚に強い弁護士への相談・依頼を考えましょう。

弁護士への相談・依頼にあたっては以下のポイントを覚えておいてください。

・経験があり、離婚問題に力を入れている事務所を選択しましょう。

・無料相談を利用して、自身に合った弁護士に依頼しましょう。

・依頼者に寄り添いつつ、そのうえで冷静な判断が下せる弁護士がより良い解決を図れる弁護士です。

・長期のお付き合いになることも予想されるため利便性の高い事務所への相談も有益です。