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【完全版】旦那の浮気の証拠がつかめない?不倫の証拠14選を紹介

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サクッと34秒!解説動画

不倫・浮気の証拠を集める際に気をつけるべきポイント

最近,旦那の行動が怪しい。もしかして不倫・浮気している?!

でも,どうやって不倫をしているかどうか確かめたらよいのだろう

それに,旦那の浮気の証拠を自分なりに探してみたけど,つかめない

実は浮気をしていないのかな?いや,でも怪しい

このようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいますか?

そんな方のために,今回は不倫・浮気の証拠となるもの,証拠を集めるにあたって気を付けるべきポイントを解説いたします!

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目次

目次

1 旦那が浮気している怪しい行動5選

そもそも夫(旦那)が浮気・不倫をしている時に取りがちな行動にはどんなものがあるでしょうか?

怪しい行動をしていても浮気とは限らない場合もあります。

そこで,まずは旦那が浮気をしている時に取りがちな行動を5つ紹介します。

詳しく,その他の兆候やチェックシートをご覧になりたい方は、以下の記事もご覧ください。

 

  • 夫(旦那)が浮気・不倫をしているかもしれないという場合はこちら

【まとめ】旦那(夫)が浮気(不倫)してるかも 12の兆候と妻の4つの対応

  • 妻(嫁)が浮気・不倫をしているかもしれないという場合はこちら

【まとめ】嫁(妻)が浮気・不倫しているかも…20個のチェックリストと夫の4つの対応

 

(1)旦那のスマホを見る時間,操作している時間が増えた

旦那のスマホを見る時間、操作している時間が増えた

旦那が浮気・不倫をしている時によくある変化として,急にスマホを眺めている時間,誰かとメッセージのやり取りをしている時間が増えたというものがあります。

普段からスマホを眺めている時間が多い場合は別として,今まではスマホをほとんど見ていなかったのに最近よくスマホを眺めている,誰かとやり取りをしているなどがあれば,もしかしたら浮気をしている可能性があると言えます。

 

(2)旦那がスマホを常に持ち歩いている,画面が見えないように操作している

⑵スマホを常に持ち歩いている,画面が見えないように操作している

また,スマホに関して言うと,スマホを家の中でも常に持ち歩いているとか,操作する際に周りから画面が見えないようにしているという行動も不倫をしている可能性がある行動の一つです。

もちろん,スマホを自分以外の人から見られるのは嫌だという方は当然存在します。

しかし,家の中でも常にスマホを持ち歩き,他人から覗かれるのを避けようとするというのは何かしら妻には言うことのできない隠し事をしている可能性があるということができます。

 

(3)旦那の出張,残業が急に増えた

⑶出張,残業が急に増えた

次に,出張や残業の回数が増えるなど,家に帰る時間が極端に遅くなったり,家に帰る頻度が減ったというような場合があります。

このような行動が増えたという時には,不倫をしている可能性があります。

夫の仕事内容によっては,一定の時期に出張や残業が増えるということは当然考えられます。

そのため,一概に不倫をしているということはできませんが,これまで出張も残業もほとんどなかったのに,突然出張や残業を理由として帰りが遅くなるとか家を空ける日ができたなどの事情があれば疑ってみても良いかもしれません。

 

(4)旦那が身だしなみに気を遣うようになった

⑷身だしなみに気を遣うようになった

身だしなみに気を遣うようになったということも不倫が疑われる行動の一つです。

これまで身だしなみに無頓着だった夫が,突然身だしなみに気を遣うようになったという場合,非常に怪しさを感じますよね。

男性が身だしなみに気を遣うようになるきっかけとしては,異性からの指摘,異性に対して良く見せたいという場合がほとんどです。

そのため,突然身だしなみに気を遣うようになった場合,不倫相手ができた可能性があります。

 

(5)旦那の態度が急激に変化した

⑸態度が急激に変化した

夫の態度が急激に変化するというのも、不倫をしているときによく見られる挙動の一つです。

態度が急激に変化するというのは、突然冷たくなった場合だけでなく、突然優しくなった場合も含みます。

まず、突然冷たくなる理由として考えられるのは、不倫相手に気持ちが移ってしまったからです。

不倫相手に気持ちが移ってしまうと、あなたの一つ一つの言動について不満を持つようになります。そのため、あなたに対して冷たく当たるようになってしまうのです。

次に、突然優しくなる理由として考えられるのは、不倫をしていることがバレないようにするためです。

不倫をしている場合、本人は意識せずとも挙動が怪しくなるものです。そのため、本人としては何とか不倫がバレないようにするために配偶者に優しくなるということがあります。

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2 旦那の浮気の証拠がつかめない?不倫・浮気の証拠14選の集め方

では、夫が以上に紹介した挙動を取るようになった時、当然あなたとしては夫が浮気しているのかどうか明らかにしたいと思いますよね。

そこで、以下では浮気を裏付けるために役立つ証拠としていかなるものがあるか紹介したいと思います。

 

(1)性行為中の写真や動画

⑴性行為中の写真や動画

まず、性行為中の写真や動画は、不貞行為の動かぬ証拠ですから、これらの証拠は直ちに不倫の事実を明らかにするものといえ、不倫の証拠として非常に価値が高いものになります。

したがって、不倫の疑いがある場合、まずはこのような証拠がないか探してみると良いでしょう。

案外、携帯電話に動画として保存しているケースもあります。

携帯電話の動画がアイフォンなどで同期されていたりして,パソコンで見ることができることもあります。

また、動画をUSBや外付けハードディスクに保存されているケースもあります。

怪しいと思ったら、根気強く探してみましょう。

 

(2)妊娠・中絶についての診断書

⑵妊娠・中絶についての診断書-3

次に、旦那がが不倫をしている場合に限定されますが、不倫相手が妊娠した、妊娠したが中絶したということを示す診断書等があると不貞行為の事実を示す証拠になります。

もっとも、不貞行為それ自体の存在を示すものではなく、且つ妊娠した子が本当に夫との間の子であるかは診断書等から明らかになるものではありませんから、⑴で紹介した「性行為中の写真・動画」に比べると、証拠としての価値は低くなります。

しかし、子の妊娠や堕胎というのは、基本的に性行為が無ければあり得ませんし、特に中絶の同意書に旦那がサインをしている場合には、自身の子供でなければ中絶同意書にサインをするはずもありませんので不貞行為の存在を強く推認させる証拠になります。

 

(3)不貞相手との不倫・浮気のLINE(ライン)やメール

⑶不貞相手との不倫・浮気のLINE(ライン)やメール-2

不貞相手との不倫・浮気のLINE(ライン)やメールのやり取りにおいて、不貞行為があったことを匂わせるようなやり取りがあった際には、このやり取りも証拠になります。

不貞行為があったことを匂わせるようなやり取りとはどのようなものか。

以下のようなものがその一例となります。

・「昨晩は、一緒に寝れて良かった。」

・「○○とのセックス、気持ちよかった。」

・「また、〇〇としたいな。」

・「明日、〇〇ホテルで21時に待ち合わせよう。」

・「○○ホテルの設備、すごかったね。」

このようなものが、不貞行為を匂わせるやり取りに当たります。

これらのやり取りは、直接、性行為の存在を証明するものではありませんが、およそ性行為をしなければこのようなやり取りはしないとか、このようなやり取りがあるのであれば性行為もしているはずであると推認できるため、不貞行為の事実を示す証拠となります。

関連記事:LINE(ライン)は不倫・浮気の証拠になる?やってはいけないNG行動4つ

そして、携帯電話番号が分かった場合には、その契約者や利用者を特定することで、不倫相手が誰であるかを特定できる場合もあります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:電話番号しかわからない場合も個人情報特定できますか?

ただし、携帯電話のやりとりやLINE、メールのやりとりは、以下の記事のような問題もありますので、一応、ご留意くださいませ。

関連記事:勝手に人のLINE(ライン)を見られた・プライバシーの侵害じゃないの?

 

(4)ラブホテルに出入りしている写真

⑷ラブホテルに出入りしている写真-2

ラブホテルに出入りしている写真も不貞の事実を示す証拠として役立ちます。

もっとも、ここで大事なのが、ラブホテルに出入りしていることに加えて、ラブホテルに滞在している時間です。

ラブホテルの部屋に入ってしまえば、盗撮でもしない限り何をしていたのかは分かりえません。そのため、ラブホテルに入ったとしても性行為に及んでいないことも考えられるところです。

しかし、実務的には、ラブホテルの部屋に男女が入るということ自体、性交渉をするという目的以外では考えられないところですので、ラブホテルの出入りの写真があれば、不貞行為の存在が認められることが通常です。

関連記事:不倫した側の「ビジネスホテルやラブホテルには行ったが何もしていない」の主張は通用するか

 

(5)旦那のクレジットカードの利用明細

⑸クレジットカードの利用明細-2

更に、クレジットカードの利用明細も不倫を示す証拠の一つとなります。

すなわち、クレジットカードの利用明細には、利用店舗及び利用額、支払方法について記録されています。

そのため、ラブホテルや不倫旅行で宿泊した旅館等の料金支払いをクレジットカード決済にしていれば、その利用店舗の名前が明細に記録されているはずです。

したがって、ラブホテル等の利用記録が残っていれば、残念ながら夫は不貞行為に及んでいる可能性があります。

もっとも、先ほども述べたように、ラブホテルの利用記録だけでは、誰と性交渉に及んでいたかは明らかではないため、クレジットカードの利用明細の他にも不貞行為の事実を示す証拠があると良いでしょう。

 

(6)旦那の交通系カードの利用履歴

⑹交通系カードの利用履歴-2

不倫をする場合において、ラブホテルを利用せず、不倫相手の家に行って不倫をしているというケースも存在します。

そうすると、クレジットカードの利用明細に記録されたり、ラブホテルに出入りする写真を撮影することは出来ません。

そこで、そんな場合には、夫が普段利用する交通系カードの利用履歴を見てみましょう。

不倫相手の家に通っていれば、普段下りないはずの駅で降りているなど不審な点が見つかるかもしれません。

なお、普段とは違う駅で降りているということまでしか分からないため、その後、夫がどのような行動をとっていたかは、さらなる調査ないし証拠の収集が必要になります。

具体的には,不倫相手が誰であるか特定できているような場合は、不倫相手の家が近くにあることや、GPSなどで不倫相手の家に行っている履歴などです。

 

(7)ラブホテルの備品やコンドーム

⑺ラブホテルの備品-2

ラブホテルの備品が夫のカバンや着衣のポケットから発見された場合も、不貞行為の証拠になりえます。

ラブホテルの備品とは、例えばラブホテルの名前入りライターやサービス券、会員証などを言います。

これらの備品は基本的に、ラブホテルに出入りしなければ持ち出すことは出来ません。

そうすると、夫のカバンや着衣のポケットからこれらの備品が発見された場合には、少なくとも夫がラブホテルに出入りしていたことは明らかになります。

 

(8)GPSやグーグルマップの位置情報

⑻位置情報-2

夫のスマホの位置情報や夫の所持品に取り付けたGPSや旦那の携帯電話のグーグルマップの位置情報の履歴から不倫の証拠をつかむことも考えられます。

すなわち、位置情報やグーグルマップやGPSは基本的に所在している場所を正確に表わします。そのため、夫の位置情報やGPSがラブホテルにあるとか見知らぬ人の家にあるという場合には、そこで不倫をしている可能性があります。

なお、これまで述べている通り、位置情報やGPSからは、夫がそこにいるということが分かるだけですので、そこで不貞行為に及んでいるかどうかは別途、証明や証拠の収集が必要になります。

ただし、グーグルマップのタイムラインなどで、滞在している時間が長時間であったり、深夜であったような場合には、通常それほどの長時間または深夜に女性の家にいることはないので、浮気の証拠として十分に通用する場合もあります。

しかし、基本的には、ラインのやりとりなどの他の証拠もあった方が望ましいです。

 

(9)車のドライブレコーダーやカーナビの履歴

車のドライブレコーダーやカーナビの履歴

旦那が不倫相手と会う場合に、自家用車を利用していることがあります。

その場合に、車にドライブレコーダーを仕掛けていれば、それに、不倫相手との会話が記録されているケースがあります。

また、カーナビの履歴でも、どこに行ったか分かるので、旦那一人ではいかないような場所に行っているような場合には、不倫相手とのデートに行ったと考えられます。

そのため、これらの履歴などをチェックしたり、保存しておきましょう。

 

(10)旦那のスケジュール帳の予定

⑼スケジュール帳の予定-2

夫のスケジュール帳の予定を確認してみましょう。

スケジュール帳を普段からしっかり使っているという方であれば、不倫相手との予定も記載している可能性があります。

スケジュール帳を見てみた結果、見知らぬ異性の名前が記載されていたり、ハートマークが付してあったり、不倫を匂わせる記載があった場合には、不倫を示す証拠になるといえるでしょう。

 

(11)旦那に不倫のキスマークの痕跡

⑽キスマークの痕跡-2

夫の身体に不倫相手にキスマークをつけられた場合、これは不貞行為の事実を示す証拠になります。

キスマークは首筋や胸元に付けることが多いですが、キスマークを付けて性行為に及ばないということは通常考えられません。

そのため、キスマークが付いていれば、性行為もあったと推認することができます。

したがって、キスマークが残っていることは、不貞行為を示す証拠になります。ですので、写真などで証拠化しておきましょう。

 

(12)旅行に出かけた写真

⑾旅行に出かけた写真

夫が不倫相手と旅行に出かけている写真も不貞行為の事実を示す証拠になります。

もちろん、旅行に出かけているだけでは、不貞行為の事実があったかどうかは分かりません。

しかし、二人きりで旅行しており、且つ同じ部屋に宿泊しているという事実は、不貞行為の存在を強く推認させることになります。

 

こうした写真は、旦那の携帯電話に保存されていることが多いです。

あるいは、動画と同様に、携帯電話の動画がアイフォーンなどで同期され、パソコン等で見ることができることもあります。

また、写真がUSBや外付けハードディスクに保存されているケースもあります。

したがって、不倫相手との旅行写真は、不貞行為の事実を示す証拠になります。

 

(13)使用済み避妊具

⑿使用済み避妊具

自宅のごみ箱などから使用済みコンドームが見つかった場合、これは不貞行為を強く推認させる証拠になります。

性行為が無ければ避妊具を使用することもないですし、もしあなたが直近で夫又は妻と性交渉が無かったというのであればなおさら不貞行為があったということが強く推認できます。

また、未使用のコンドームが財布やカバンに入っていた場合に、ご自身との性交渉がないとか、あるとしてもコンドームをつけずに普段から性交渉をしている場合には、コンドームをほかの女性と使っているということになります。

そのため、コンドームの存在も浮気の証拠になりえます。

しかしながら、それだけでは誰と浮気をしたかまではわかりませんので、他の証拠と合わせて確認が必要です。

 

(14)旦那が不倫・浮気を認める自白をした際のボイスレコーダーや念書

⒀不倫・浮気を認める自白をした際のボイスレコーダーや念書

上記の客観的な証拠がそろってくれば、夫や不倫相手を問い詰めた際に、素直に不倫や浮気したことの事実を認める「自白」をすることがあります。

ただ、自白だけでボイスレコーダーによる録音をとっていなければ、後から、認めた内容をくつがえして認めなくなったり、内容を変更することもあります。

そこで、しっかりその場面を、ボイスレコーダーで録音しておきましょう。

今の時代はスマホで録音もできますが、不安であれば、別途目立たないボイスレコーダーで録音することをお勧めいたします。

なお、録音にあたっては、相手の同意は不要であると一般的には考えられています。

また、録音だけではなく、念書も準備して、不倫相手の氏名や、不貞行為の回数や時期、期間、なども記載して署名押印をしてもらうと、より確実です。

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3 旦那の浮気の証拠はどうやって集める?

以上、不貞行為の証拠になるものをご紹介しました。

どんなものが証拠になるか、ある程度把握することができたでしょうか?

もっとも、どんなものが証拠になるか把握したとしてもその証拠をどのように集めたらよいのかという点についてまだ疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。

そこで、次に証拠の集め方についてご紹介します。

 

(1)探偵を雇う

探偵を雇う

まずは、探偵を雇って不倫の調査をしてもらうという方法が考えられます。

ただし、以下の理由から,探偵は不倫・浮気の証拠を集められないときの,最後の手段だと考えていただいた方が良いと思います。

お勧めは、先に弁護士に不倫や浮気の証拠として、現在ある証拠で十分かどうかを判断してもらい、証拠が不足しており、自分では追加の証拠を集められないときには、探偵の利用を考えていただいた方が良いでしょう。

まず、探偵に依頼することには、①証拠集めの労力がかからない、②自力では難しいことも可能になるというメリットが存在します。

まず、①証拠集めの労力がかからないということについてです。

探偵に調査依頼をすれば、一定期間に夫が不倫をしているかどうかについて探偵が調査してくれます。

その間、依頼者であるあなたは特段何かをやる必要はなく、探偵の調査結果を待つだけで良いため、普段通り日常生活を送ることができます。

次に、②のメリットについてです。

例えば、旦那が不倫相手とホテルを出入りする写真を撮影するには、長時間の張り込みが必要になります。

しかし、ホテルの前で長時間張り込みを続けるというのは肉体的にも精神的にもしんどいものであるばかりか、生活を疎かにせざるを得ないものですから、自力で行うというのはなかなかきびしいときもあります。

そのため、そのような自力では難しいと思われる調査活動も探偵に依頼すれば、簡単に行うことができます。

他方で、探偵を雇うことのデメリットとして①高額な費用を必要とすること、②証拠をつかめるとは限らないこと、が挙げられます。

まず、①についてですが、探偵の調査には1回の調査だけでも少なくとも数十万円以上はかかるのが相場であり、浮気の調査のみでこれほどの金額が掛かるのは非常に高額であるといえます。

また、何度も調査をすることで、数百万円の支払いになったという方もおられます。

調査費用を出すことができたとしても、その後、その証拠を用いて弁護士に依頼するということまで考えると、更に費用がかさむことになります。

また、探偵費用は、慰謝料請求にあたっての損害として認められないか、認められたとしても少額になることが多いので、高額な探偵費用をかけてしまうと、慰謝料がもらえても、探偵費用で赤字になってしまうケースもあります。

次に、②についてです。

探偵に調査を依頼しても、タイミングや調査方法によっては不倫の証拠をつかめずに終わってしまうという場合も考えられます。

探偵といえども盗撮、盗聴や不法侵入などの違法行為をすることができるわけではありませんから、必ずしも証拠をつかめるものではありません。

せっかく高額な費用をかけても証拠がつかめないという結果に終わってしまうのであれば、ご自身で証拠を集める方が良いですよね。

 

(2)自ら集める

探偵を雇わないという場合には、自ら集めることになります。

そこで、自ら集める場合に、証拠探しをすべき場所、どのように証拠を集めるべきか解説いたします。

 

① 旦那のスマホをチェックする方法

旦那のスマホをチェックする方法

まずは、旦那のスマホやパソコンをチェックすることが考えられます。

スマホやパソコンには不倫相手とのLINEやメッセージのやり取りが保存されていますし、性行為中の写真や動画が保存されていることも考えられます。

そのため、不倫の証拠を探すためにスマホやパソコンのチェックは大切です。

この点、このようなチェックが民事上の損害賠償請求の対象になったり,不正アクセス禁止法に反しないかという疑問もあります。

しかしながら、夫婦間で,浮気の疑いが生じている状態の場合,夫婦の安定的な共同生活を図る目的で,このような調査をする分には、プライバシー保護の要請が一定の制約を受けると考えられます。

そのため、これらの行為が、実務的に、民事上の損害賠償請求の対象になったり、不正アクセス禁止法に抵触するということはまず考えられません。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:LINEをのぞかれた…プライバシーの侵害じゃないの?

関連記事:浮気の証拠をスマホで集める方法とバレてしまった時の対処法

 

② 旦那のカバンや着衣のポケットをチェックする方法

旦那のカバンや着衣のポケットをチェックする方法

次に旦那のカバンや着衣のポケットをチェックすることが考えられます。

カバンやポケットには、先で紹介した証拠のうち、クレジットカードの利用明細やラブホテルの備品、スケジュール帳などが入っている可能性があります。

これらの証拠は、直接不貞行為の事実を明らかにするものではありませんが、間接的に証明するものですので、集めておくことが考えられます。

 

③ 旦那宛ての手紙等を管理する方法

旦那宛ての手紙等を管理する方法

また、旦那宛ての手紙類を管理するというのも証拠を集めるために有益です。

クレジットカード会社や交通系カードの会社から利用明細書が郵送されてくる場合がありますし、不倫相手から手紙やプレゼントが送られてくる可能性もあります。

 

④ 旦那を尾行することを検討

旦那を尾行することを検討

更に、旦那を尾行してみるというのも一つの方法です。

自らの目で不倫の事実を確かめ、かつその現場を写真や動画におさめることは重要な証拠になります。

しかし、この方法は非常に時間がかかりますし、自分の目で不倫の現場を見ることになりますから精神的にも苦痛を受けてしまうでしょう。

そのため、よほど時間に余裕があり、証拠を集めるためなら苦痛も厭わないという覚悟がある場合に尾行をしてみるというのも良いかもしれません。

中には、旦那が不倫相手の家に入った場面を見て、激高してそのまま家に飛び込もうとするケースもありますが、いきなり家に侵入すると住居侵入に当たる可能性があります。

そのため、仮に不倫相手の家に入ったのであれば、インターホンを押して出てくるように求めたり、旦那の携帯電話に連絡して、不倫相手の家から出てくるように求めましょう。

 

⑤ ボイスレコーダーなどの録音機器やGPSを仕込む方法

ボイスレコーダーなどの録音機器やGPSを仕込む方法

尾行の時間がないとか直接見るのは苦痛であるという場合には、録音機器やGPSを仕込むという方法が考えられます。

この方法を利用すれば、旦那が不倫相手と会っているかどうか、不貞行為に及んでいるかどうかを明らかにすることができます。

もっとも、旦那のカバンや着衣に仕込むものですから、バレるリスクというのがあります。

関連記事:勝手に旦那の車にボイスレコーダー、不倫・浮気の証拠になる?

 

4 証拠を集める際の注意点

不倫の証拠を探し,収集するにあたって気を付けるべきポイントをご紹介します。

(1)できるだけ旦那にバレないようにする

できるだけ旦那にバレないようにする

第一に,なるべく旦那にバレないように証拠を収集することを心がけましょう。

というのも,先程述べたように旦那に直接聞くことによって,証拠隠滅や不倫関係の解消などあなたにとって大きなデメリットが生じる恐れがあります。

また,ひそかに証拠を収集していることがバレてしまった場合,旦那は激高する可能性もあり,そうなった場合証拠隠滅等の恐れに加えてあなたに対して暴力をふるうなど危害を加えられる恐れも発生する可能性があります。

そのため,出来る限り旦那にバレずに証拠の収集を心掛ける必要があります。

 

(2)違法な手段によって証拠を集めようとしない

違法な手段によって証拠を集めようとしない

第二に,違法な手段を使って証拠を収集することは避けましょう。

違法な手段によって収集された証拠を「違法収集証拠」と言いますが,違法収集証拠を裁判で提出した場合に,その証拠能力が認められなかったというケースが存在します。

なお,証拠能力とは,問題となる証拠が証明に用いられるための資格のことであり,これが認められない場合には裁判で証拠として取り扱ってもらえません。

民事訴訟法は、自由心証主義を採用し(247条)、一般的に証拠能力を制限する規定を設けていないことからすれば、違法収集証拠であっても、それだけで直ちに証拠能力が否定されることはないというべきである。

しかしながら、いかなる違法収集証拠もその証拠能力を否定されることはないとすると、私人による違法行為を助長し、法秩序の維持を目的とする裁判制度の趣旨に悖る結果ともなりかねないのであり、民事訴訟における公正性の要請、当事者の信義誠実義務に照らすと、当該証拠の収集の方法及び態様、違法な証拠収集によって侵害される権利利益の要保護性、当該証拠の訴訟における証拠としての重要性等の諸般の事情を総合考慮し、当該証拠を採用することが訴訟上の信義則(民事訴訟法 2 条)に反するといえる場合には、例外として、当該違法収集証拠の証拠能力が否定されると解するのが相当である。

cf.東京高判平成28年5月19日

 

この裁判例では,違法収集証拠であっても直ちに証拠能力が否定されるわけではないが,具体的事情を考慮して証拠として用いるべきではない場合には証拠能力が否定されることを認めました。

ただし、実務上、民事裁判で、証拠能力が否定されることは少ないです。

ただ,不倫の証拠を収集する場合には違法な手段を用いることはできる限り避けるべきでしょう。

違法な手段としては例えば、以下のようなものがあります。

・不倫を自白しなければ,職場や近所に不倫の事実をばらすと脅すこと

・不倫相手の家に侵入して隠しカメラやボイスレコーダーを設置すること

 

(3)証拠はしっかり保存しておく

証拠はしっかり保存しておく

第三に,証拠を発見した場合,その証拠を必ず保存しましょう。さらにできれば複数の媒体によって保存し,一つが消えても問題ないという状態で保存しておくことがベストです。

というのも,証拠を集めるために旦那の持ち物や身辺を探っているうちにその活動がバレてしまう可能性は少なからずあります。

バレてしまった場合,旦那は証拠を削除するよう迫るか,ひそかに削除しようとすることが考えられます。

そのため,複数の媒体に分けて証拠を保存しておくことが非常に有益となります。

 

5 おわりに 

今回は不倫の証拠の集め方,証拠を集める際の気を付けるべきポイントなどについてご紹介しました。

証拠は,不倫相手や旦那に対して慰謝料請求,離婚請求をするために必要となります。

証拠なくして請求が認められることはほとんどないと考えて良いでしょう。

そのため,旦那が不倫をしてるかもしれないと考えた場合は,まず,不倫の証拠を集めることが肝心です。

不倫の証拠が集まってから請求を考えても遅くはありません。まずは,証拠を集めましょう。

そして,証拠が集まり,請求をしたいと考える場合には弁護士にご相談しましょう。

弊所では,不倫慰謝料請求事件を多く取り扱っており,豊富な知識を有している弁護士が多数所属しております。

旦那や不倫相手に対して慰謝料請求をしたいとお考えの方は,大阪市・難波(なんば)・堺市の法律事務所ロイヤーズ・ハイにご相談ください。

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このコラムの監修者

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